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窓際の景色

書評、釣行記。

【書評】「ドキュメント副知事 猪瀬直樹の首都改造•1800日」(講談社刊、西条泰著)

ノンフィクション 書評 ビジネス 西条泰

 石原慎太郎東京都知事が辞職されました。2012年12月16日が都知事選挙となります。石原さんは辞職にあたって、後継者として指名されたのは本書の主人公猪瀬直樹副知事です。そして、本書はその猪瀬副知事の1800日にも及ぶ都政への取り組みを纏めたドキュメントです。この夏迄、東京MXテレビで都政担当ディレクターをし猪瀬番とも言うべき西条泰さんの奮闘記でもあります。

 副知事として取り組んで来た改革は作家猪瀬直樹としての著作(「地下鉄は誰のものか」)がある東京地下鉄の一元化、周産期医療体制整備プロジェクト、言葉の力再生プロジェクト、そして、水プロジェクトに当たっては自らがセールスマン役を買って東京の水ビジネスを海外に移植させる端緒を築きました。

 テーマを探し出し、その改革に向けては徹底的な調査や分析の限りを尽くし、既得権者や国を槍玉に挙げる手法は生来の作家としてのキャリアの為せる業に違いありません。

  一切の遠慮を排除した石原さん、猪瀬さんと呼び合う知事と副知事。作家コンビによる都政は終わりを告げました。

 自民党の極秘調査では次期東京都知事候補は猪瀬さんが東国原さんを大きくリードしているようである。