窓際の景色

書評、釣行記。

2013-01-01から1年間の記事一覧

【釣行記】タチウオフィッシング!in舞洲 VOL.2

前回の大潮以来の釣行である。午前4時の到着時には予想外にも先行者は疎ら、世知辛い場所取りに煩わされる事もない。殆どがタチウオ狙いらしく、ご年配らしき先行者は専ら浮き釣りでその他はワインドといった様子だ。 そろりと開始するも満潮が近づいて潮も…

【書評】「天地明察」(冲方丁著、角川書店刊)

江戸時代初期において改暦を成し遂げた渋川春海の生涯を描いた感動巨編。 主人公の春海は江戸幕府の将軍を前にしての御前試合をはじめ、幕府の要職に指南する碁打ちを公務としている。その傍ら、算術への好奇心、探究心も半端が無い。算術の師でありライバル…

【釣行記】タチウオフィッシング!in舞洲

タチウオフィッシングには人情の欠片も無く世知辛い場所取り合戦らしきモノがある。 あれさえ無ければ強い引きと一瞬の地合に勝負を賭けたゲーム性も兼ね備えたタチウオフィッシング特にワインドと呼ばれる釣法によるフィッシングは最高に楽しいものだ。岸和…

【書評】「ロスジェネの逆襲」(池井戸潤著、ダイヤモンド社刊)

フィクションを読むのはいつ以来か。先日の最終回で平成の民放ドラマ史上最高世帯視聴率を記録したTBS系列「半沢直樹」の余韻が覚めやらない。ドラマ化の条件として半沢直樹氏の頭取就任までのシナリオ提示をプロデューサーに求められたとか。 本書は営業第…

【釣行記】太刀魚シーズン到来

太刀魚が大阪湾を北上しているとの情報を得て、夕刻より舞洲緑地釣り解放区を目指しました。舞洲緑地東駐車場(有料、24時間営業)に到着したのは16時45分。思いのほか駐車場は込んでおり先行者が多いと嫌な予感。先週当たりからフィッシングサイト等で型は…

【書評】「不格好経営 チームDeNAの挑戦」(南場智子著、日本経済新聞出版社刊)

モバゲー、DeNAベイスターズで有名な株式会社ディー・エヌ・エーの創業者であり、取締役である南場智子氏の初上梓した本著。 大前研一氏が在籍していた事でも有名な世界的コンサルティング会社マッキンゼーでパートナーまで務めた氏がインターネット黎明期に…

【書評】「成長戦略のまやかし」(小幡績著、PHP新書刊)

アベノミクスを含めた多くの成長戦略は政府によって特定の産業や地区を指定してお金を中心とした資源を投入し(ターゲティングポリシーと云う)、その産業や地区を短期的に発展させ、それを梃子に経済を成長させる事である。 しかしながら、生き馬の目を抜く…

【釣行記】シーバスを求めて。

シーバスを求めて、初めてのフィールドである大阪南港コスモスクエアへ釣行して来ました。 夕方16時半、先行者も結構な人数。ルアーを投げている人は少数で、大多数はタコジグを岸際に落とし込んでいる。 風がキツくキャスティングもままならないコンディシ…

【釣行記】ハネを狙いに大阪南港魚釣り公園に行きました。

大阪南港魚釣り公園に行きました。 昨年は釣りに興味を覚えた愚息と共によく出かけた釣行先です。 サビキ釣りに明け暮れた彼のターゲット魚種もアジやサバからウキ釣りでのシーバス、ハネ、チヌなどに変化してきました。 今年の3月から釣行(南芦屋浜運河、…

【書評】「起業家」(幻冬社刊、藤田晋著)

サイバーエージェントの代表取締役社長である藤田晋氏の著者。創業期から現在迄のサイバー社の歴史と著者の苦悩の回顧録とも云うべき内容。 親友である事を公言して憚らないホリエモンこと堀江貴文氏とは、サイバー社黎明期においては受発注の関係であったと…

【書評】「大阪府警暴力団担当刑事 「祝井十吾」の事件簿」(講談社刊、森功著)

暴力団、芸能界、財界の切っても切れない相互扶助の関係を詳らかに晒す。 同和と財界の癒着(「同和と銀行 三菱UFJ“汚れ役”の黒い回顧録」、講談社刊)、イトマン事件の暗部(「許永中 日本の闇を背負い続けた男」、講談社刊)など、元来、アンダーグラウン…

【書評】「孤独のグルメ 新装版」(扶桑社刊、久住昌之・原作&谷口ジロー・作画)

kindleランキングでタイトルに惹かれて思わずクリックしてしまった一冊。 雑貨商を営む食いしん坊の主人公の食べ歩き。恐らくはアシスタントも居ない彼はクライアント廻りも食事もいつも独り。営業先の様々な土地での昼食や夜食が孤独な彼の人生に彩りと癒し…

【書評】「リフレはヤバい」(小幡績著、ディスカヴァー携書刊)

2012年師走の総選挙戦が幕を切ってから、安倍総理(当時自民党総裁)はデフレ脱却を唱え、そして日銀の金融政策を痛烈に非難し、早期の金融緩和を求めました。また、第3極の足並みが揃わない選挙戦とも相まって自民党・民主党政権が誕生しました。 デフレ脱…

【書評】「日本カジノ戦略」(新潮社刊、中條辰哉著)

嘆かわし事ですが、カジノ関連書籍が如何に少ない事か。わが日本は地方自治体を中心に誘致構想こそあれど、法案成立に至っていない。その事と無関係では無いだろう。 本書は2007年刊行と云う事もあり昨今のマカオの隆盛は織り込まれていない。ネバダ州立大学…